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千年一日珈琲焙煎所は茨城県つくば市にあります。自家焙煎の珈琲豆と喫茶、けん玉、本。ときどき展示、ライブ、フィーリングカップル。生活と街角の風景。

〒305-0005 つくば市天久保3-21-3 星谷ビルF・G(行き方)tel 029-875-5092
火・水曜定休 11:00-19:00(sun18:00)

波打ち際

風が強くふいたり、雨が落ちたり、不思議な空模様の一日でした。
今日のヒロトさんは、店に来た回数 一瞬×2回でした。
ハンドピックをちょっとしたらすぐに帰り、閉店後に突如現れ、お皿を拭き出したかと思ったらすぐ帰り、天気で言えば通り雨のようでした。
知っている顔、新しい顔、お客さんがやって来て、そして帰って行く。店という一つの場所で、個々のエネルギーが寄せてはかえすという現象は、波打ち際みたいだと思った。

今日もありがとう。

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 すばらしい散歩日和のお天気。昨夜から、開店してからも、電話をかけ続けたかいがあってヒロトさんはお昼すぎに店にやってきました。玄関そうじ、ハンドピック、お皿洗いと今日も働いていました。車いすに乗ってやってきた仲間からも「ヒロトさん、働いている!」と声をかけられたとおり。
 1週間前に比べて、ハンドピックの精度があがりオオツボさんにもほめられていました。やるじゃん、ヒロトさん。あとは、時間どおりヒゲをそった顔で来ればバッチシ☆

 店で働く経験がほとんどない私は、心細さをヒロトさんの存在でカバーしてもらってます。だから、来てほしいんです。けっこう頼りにしてるのです。(吉田さんもそういえば同じようなことを口にしてたっけ。)

同じ場にいる、ということ。
ありがとう。
共に過ごしてくれた皆に。200903151723000.jpg


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「一緒に働いている仲間です。」

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 日曜ランチのピーク時をとっくに過ぎて私とヒロトさんは出勤した。忙しかったらしい。力になりそびれ申しわけないと思った。その後、ほとんどお客さんは来なかったから。
 
 でも一つ、私にとって思いがけず、とても報われるような来客がありました。ヒロトさんを連れてきたかいがやっぱりあったのだ、と思いました。

 その日、二人でやってきてくれたお客さんにヒロトさんはメニューを出さなきゃと思ったらしく、勢いで動きだしていた。メニューはテーブルにバッと置き去りにされ、ヒロトさんの動きに圧倒された私は出るタイミングを失っていた。ヒロトさんは準備された場所でピッキングをはじめる。ピッキングらしいことをはじめる。そのお客さんはつくばレストランというブログを書かれている方だと知った。私は「一緒に働いている仲間です。」とヒロトさんを紹介していた。はじめてその言葉にエネルギーが宿った感じがした。今日はいないんです、とか、さぼっちゃったのかな、とか、さっきちょっと来て帰ったんです、とかでなく紹介できたからうれしかった。ヒロトさんの写真もとってくれた。「いつからやっているのですか?」との質問にヒロトさんは普段どおり「わかりません。」と答えていた。そんなやりとりを聞いてまたうれしくなった。カメラを向けられてヒロトさんはぎこちない様子だったけれど、私は報われる思いで見ていた。

ヒゲをそってきてよかった。ジャージ姿じゃなくてよかった。ジーパン買ってこれてよかった。この場にヒロトさんがいれてよかった。


千年と一日のあいだで

今日は13時からお店に出る予定でした。
 今日こそヒロトさんと働いてみたいと思ったので、ヒロトさんを呼びに行って一緒に出勤しようと思いました。「12時に行くので待っててください。」とヒロトさんの家の留守電にいれ、いざ→。ピンポンを押したらわりとすんなりドアを開けてくれて(普段、よく居留守を使われる)こりゃいけるかなと思ったのもつかの間、「これからお昼です。」とポテトとハンバーガーのセットを食べ始めました。
 私は約束の時間に間に合わないかも、どうしよう、ヒロトさんを置いて先行こうかと頭をよぎりました。日曜はヒロトさんの出勤日なんだけど(ほんとは11時出勤)、全然ひげも剃ってないみたいだし、ズボンはジャージのままだし、この格好じゃお店で働けないし、ジャージ以外のズボン2本は洗濯されてびしょびしょのまま外に干されているし…でも何となくヒロトさんはお店に行く気になってるみたいだし。
ハンバーガーの包みをあけてほおばるヒロトさんの横で途方に暮れる私…
ちらっと顔をあげると、ハンバーガーのパテ(肉)は3枚だった。だから大きいんだ。大急ぎで口につめこんで食べているので、せかすこともはばかられる。

 食べ終わったら薬、それからひげ剃り。ヒゲが伸びすぎているので、T字カミソリでそってあげる。鼻の下と口の下がなかなか剃りづらい。やっと終わった。次ははみがき。ヒロトさんのはみがきはいい加減だ、でもやらないよりはいい。顔の泡を拭いて出発!すでに13時直前、遅れちゃった。ジャージのままだ、どこかでズボンを買おう。歩いて15分、ライトオンでジーパンを選ぶ、安いのありませんか?と店員さんに相談中、ヒロトさんが行方不明、がーん。全階を名前を呼びながら探す私。トイレから出てくるヒロトさんを確保、すぐに試着室へ連れて行く。足は細いがお腹がでてきたヒロトさんは2着目でフィット。店員さんもこちらの雰囲気を察し気を利かせてくれる。「脱いでまた履くの大変でしょうから」とタグを切ってくれお会計へ。会計中もふらふらどこかへ行っちゃう心配から目を離せない。よし、やっとお店に行ける。

 つくばセンターからつくバスで行こうと思ったら、14時までないのでヒロトさんとバス待ち。バスを待ちながら考えました。この社会は「時間」のしくみで成り立ってること、ヒロトさんとつきあうということは「時間」のしくみから逸脱すること、逸脱することで「時間」のしくみで動いている人たちに迷惑をかけること、迷惑をかけることをどう思えばいいんだろうか、自分はその間で揺れてしまう。200903081350001.jpg

『千年一日珈琲焙煎所』
人生が千年あるかのように、一日しかないかのように働く、というなぞかけのような店名の意味することは、もしかしたらこの揺らぎと関係してるかもしれない、と思った。




タグ:ヒロト 千年

オープンから2週間がたって。

・軽食が食べられるようになりました。
ベッカライ・ブロートツァイト ( Backerei Brotzeit )さんのパンで作ったプレートや ラ メゾン ド カンパーニュ ( la maison de campagne )さんのデザートが店内でいただけます。これまでお気に入りだったお店のものをあつかうことができるしあわせを感じます。

・せらくん働いています。ハンドピックの作業姿を店内でみかけることができます。

・ヒロトさんお店に何度か来ています。ハンドピックをしている風な姿をみかけることができる日もあります。

・わたしは悩んでいます。自分の役割は何なのかとか、自分の限界を感じて…心の整理が必要な時期のようです。

・ランチをはじめたら珈琲豆屋である印象が薄れているかもとオオツボさんは危機感を感じているようです。「やばい、カフェになってしまう…」とつぶやいていました。

・取材に来ていただきました。3/20ごろつくばエクスプレス沿線の駅に設置される「沿線リビング」に掲載予定です。


タグ:悩み 取材