So-net無料ブログ作成
検索選択

千年一日珈琲焙煎所は茨城県つくば市にあります。自家焙煎の珈琲豆と喫茶、けん玉、本。ときどき展示、ライブ、フィーリングカップル。生活と街角の風景。

〒305-0005 つくば市天久保3-21-3 星谷ビルF・G(行き方)tel 029-875-5092
火・水曜定休 11:00-19:00(sun18:00)

ヒロトさんの覚え書き

200904250822001.jpg
かようびはおみせに11時にとうちゃく
きんようも10時40分
日曜日11時にとうちゃく
ひげをそること まいにちそる

先週日曜に遅刻してきたヒロトさんが書いた覚え書き(右写真)。
今日はお店に姿見せず。

200904191511000.jpg



私の覚え書き
4月4週目の日曜:カモミール満開、風の強い日。焼き芋屋さんは今日はお休み。昨日からメニュー変更。プレートメニューをなくし、サンドイッチ3種類とスープ2種類に。デザートは30円値下げして350円に。オープン後しばらくメニューにのせていたカレーはないのかお客さんからリクエストがあるが、店内がカレーくさくなるという問題が発覚したのでしばらく予定はないとのこと。カレーをとても気に入ってくれてたお客さん、少し残念そう。ごめんなさい。

恋のニュアンス

温度があがった、ような気がする。
声とギターの音色が店内に広がった。
雨降る午後、高柳さんが奏でるファドが千年一日珈琲焙煎所を包む。

昨日、「FADO SENTIDO, O VENTO DE LISBOA  ファドの想い、リスボンの風」というミニコンサートがあった。ポルトガル民謡「ファド」の演奏家・高柳卓也さんが来てくださったのだ。

はじめて聴く「ファド」だった。
思いがけず多くのお客さんが来てくれたため、私はオーダーの準備に動き回っていたのだけれど、それでも私は聴いた。身体が音をとらえていた。

演奏の最中にふと鏡にうつった自分の顔をのぞいた。私は女だった。
悪くない、と思った。


 この音楽にはワインがしっくりくる。私が客ならオーダーは迷わずワインだなぁと思った。高柳さんは演奏のあいまに赤ワインを召されていたけど、その後も何杯かのグラスを空けられた。のどには、白より赤ワインがいいらしい。高柳さんは、おなかに熱をもっている方だと思う。佇まいに重量感がある。それでいて目は無邪気さを宿していて、チャーミングな雰囲気もあわせもっている方だと思った。


 ファドのコンサートが終わり、フリーマーケットのにぎやかさが一段落したところで、この日はもう一つのコンサートが開かれました。コーヒーの香りが漂うなか登場した「ガラクタ音楽隊」。小学校2年生の女の子3人組の演奏です。「キラキラ星」に場の空気がゆるみました。誰もが顔をほころばすような時間でした。

音楽は生きることの豊かな側面を実感させてくれるから、好き。






気弱なDays

オオツボさん(38)
状態;元気なし

思い返せば先週末からオオツボさんは変だった。

200904121643001.jpgオオツボ発言録
土曜日 @店 「動悸がする」
日曜日 @店 「しょんぼりしてる、どうしてかな。」
火曜日 @電話(お店どうだった?の質問に)「さみしい気分。」
今日  @電話「調子悪くて休みにした、弱いな」

 オオツボさんって普段から弱気に聞こえる発言をまめにするんだけど、ある種のタフさでバランスをとってるような人だと思う。でも、ここ数日はほんとに元気ないみたい。お店どう?って聞いたときに「さみしい」なんて反応ははじめてだ。「いろいろ大変だけどお店は楽しい」か「やばいよ、今日はヒマだった」じゃないなんて。

 昨日から今日にかけても焙煎に力いれてたオオツボさんだけど、焙煎機の調子と自分の体調が優れず、今日はじめて臨時休業をとったらしい。

 昨年末父親が病気になって以来、たぶんオオツボさん、ほとんど休めてないんじゃないかな。通院、開店準備、法事、開店と続き、定休日も店の準備や父亡き後のいろんなことしてるから。体力的な疲れは想像してたけど、精神的にも本人いわく「悩み多き年頃」だそうで…。

悩みの一部を開くと
・障害をもつ人を雇うこと、人を時給で雇うこと、イベント、料理のメニュー、ゴールデンウィークの休み、焙煎、などの方向性について。

・お店に関わるいろんな立場の人の思いに気づいて、期待に応えながら経営していくことの難しさ。

今日はゆっくり。おやすみなさい。




タグ:経営

はたらくことの矛盾

「ヒロト、クビか?」
 いくら電話かけても店に来ない、すっぽかし、常習的遅刻、ヒゲそらない、言われたことやってなくて今必要のないことをやりたがっている。そんなヒロトさんの働きぶりが手にあまってのオオツボさんの一言。働きたいという気持ちはあるヒロトさん、でもここでこういう仕事をしてほしいという期待どおりにはなかなかいきません。ひとことで言うと、順調にうまくいってません。

 昨日もヒロトさん、何かやらかしたようで…
一緒に働く吉田さんに「兄弟ゲンカ?」と言われちゃった、と対応にとまどうオオツボさん。

 ヒロトさんのように知的にハンデをもつ人と働くときに考えることは、工夫やくり返しでヒロトさんが変わっていける部分なのか、障害があるためにそもそも変われない(できない)部分なのか、をつきあうなかで理解していく作業が必要だということ。理解するための試行錯誤や、そのために必要な時間を楽しんでやっていきたいなっていうのが理想にある。一方、経営のことを考えると、試行錯誤や時間を費やすほど労力やコスト(人件費)がかかるってのも事実。ヒロトさんの就労に必要な支援をどう考えていくのがいいんだろう。「就労」が生産で「支援」を消費ととらえたときに、ヒロトさんの「はたらき」においては消費量が上回るような状況がしばらく続くだろう。

「はたらく」って何?200904191513001.jpg
障害をもつ人が働くために必要なコストは誰かが負担しなければいけない。誰が?

私のなかで「コスト」だと言いきってしまうことにためらいがあるのはなぜだろう?

ヒロトさんのような人たちに関わらなければ得られなかった刺激がここにはある。


タグ:障害者 就労

常陽リビングの反応

4月3週目 畑のアスパラが勢いづき、サラダ菜が芽吹く。
・お店のスイーツは土曜はほとんど出ず、日曜に完売。先週と同じパタ-ン。
・常陽リビング(地方情報誌)に掲載されたので、電話での問い合わせが増加。

問い合わせ内容ランキング
1位「場所はどこですか?」90%
→二の宮公園Pの向かい、お車の方は駐車場か公園の有料駐車場(20分まで無料)にお願いします。

2位「お店でもコーヒーは飲めますか?いくらですか?」 →飲めます。300円~

その他
「車いすでも入れますか?トイレは?」→利用可
「働けますか?」(障害者のご家族から)→相談




タグ:業務日誌

のぞき穴

千年一日珈琲焙煎所にはのぞき穴があります。知ってますか?
大きさからいって、穴じゃなくて窓かな。

200904121647001.jpgお客さん側から厨房の奥を見ることができるようにと空けたものみたいです。でも、のぞいていいか分からない感じだし、私だと背伸びしないといけないし、のぞいても人の顔がヌッとあったらこわいし、私が客だったらのぞこうなんて思わないと思う。実際これまでにのぞいてみたお客さんはどれくらいいたのかなぁ。
タグ:店内の様子

手ぬき日誌

 業務日誌をつけるのを勧められ、なかなか書けずにいるので、まだ記憶があるうちにここにつけてみます。とりあえず。

4月1週目の土曜 天気晴れ  道ばたのツクシ、ポピーを摘んで店に飾る。千年一日珈琲焙煎所は雑草みたいな花がなじむようだ。桜満開、二の宮公園も人多い。店のまわりでリーフレットを道行く人に手渡す。テラスでやきいもを買ってくれたお客さんが「本日の珈琲」も頼んでくれる。「本日の珈琲」は3月末からの季節限定『さくらブレンド』。コーヒーとやきいもはとても相性がいいと評判。ただ、大坪さんは「やきいもとの相性はさくらブレンドより別の珈琲のほうがいいんだけど…」と悩む。

4月1週目の日曜 天気晴れ 「スウィーツデイ」 桜満開。めずらしくケーキ売り切れ。やきいもも完売とのこと。甘いものを食べたい人が寄ってくれたのか、皆が甘いものを求める日というのがあるのか。
アイスコーヒーを求める声がちらほら。

4月2週目の土曜 天気晴れ 「おひとり様メンズデイ」 桜吹雪、ミモザ吹雪。ここ2〜3日は気温も高め、暑さも感じる。お店スタイルにしていたえりまきは我慢できず外す。今日は家族連れが少なく、一人、二人連れのお客さんが目立つ。普段とくらべ、男性の一人客が多かったよう。


追記;店で一日過ごすと、日によって客層や注文されるメニューに「ある傾向」があることに気づく。何が引き寄せるのか、それはとても不思議な気がします。来年の同じ時期に、同じ傾向が見られたら法則をたてられるかもしれないですよね。


タグ:業務日誌

さくらブレンド

200904031216000.jpg
 二の宮公園付近の桜は今日、満開に花開いていました。公園の桜の下でシートをひいてピクニックを楽しむ人たち。イイナ〜。

 今日ははじめて、せらくんと一緒に働きました。4月から私、お店を手伝う日を増やしています。
せらくんは独り言のプロです。豆をハンドピックしながら何かつぶやいています。店に来て、つぶやいている背中を見かけたら、せらくんです。今日の多用ワードは「○○さん」。気になる人なのかな。お客さんに「根気のいる仕事ね。悪い豆はどんななの?」と声をかけられたせらくんは悪い豆を見せながら会話していて「色が悪かったり、虫食いの豆をとっているんです。」って説明してたから感心。ノってきたせらくんは勢いづいてきて「悪い豆にはバイキンが…」って言い始めたから、おおつぼさんは厨房から「バイキンはいません」って訂正入れつつ。そんなやりとりがおもしろかった。

 今日お客さんに「店名は何ですか?」と数名から聞かれ、不思議な感じがしました。
『千年一日珈琲焙煎所(せんねんいちじつこーひーばいせんじょ)』
名前って日常のなかで繰り返し使っていると当たり前みたいに感じてきていて、第一印象を忘れるものだなぁと思います。200903261401000.jpg
タグ:名前