So-net無料ブログ作成

千年一日珈琲焙煎所は茨城県つくば市にあります。自家焙煎の珈琲豆と喫茶、けん玉、本。ときどき展示、ライブ、フィーリングカップル。生活と街角の風景。

〒305-0005 つくば市天久保3-21-3 星谷ビルF・G(行き方)tel 029-875-5092
火・水曜定休 11:00-19:00(sun18:00)

春のホルモン

あたり一面
ホルモンが充満してきている。201203241113001.jpg
そのせいで
熱に浮かされたときのように
関節がだるくて力が入らない
あたまもかすみがかっている。
状況が許したら、私は罪悪感なく眠りつづけるだろう。

春になってあたたかくなったら
もっと勢いよく外に飛び出して
あたまもしゃっきり働きはじめると思っていた。

その期待は、ちょっと浮かれすぎたものだった。
春には春のハードルがあったのだ、と
その渦中になってはじめて思いだす。

これじゃあ わたしの人生、はかどらない。


今夜は、しょぼくれじじいじゃあいられねーの日。
須田さんと話す「まち・町・街」


いまいつ?の整理

日曜は、クラシック。
夜の弦楽四重奏のコンサート
起伏なだめる、草原に吹く風だった。
ある方向に向かってなびいていく風。
わたしは静かな秩序に身をひたした。

月曜は、字を書く。
ほこりが舞うかのように
言葉になりかけのチリが積もってきたので
頼まれた文章を書いてみる。
その他のチリもできるだけ回収し字におさめる。

火曜は、渋谷見学。
201203201446000.jpg予定より早めに出かけてデモに参加してみる。40人くらいの列に混じって渋谷の中心街を歩く。
内容は賛同できるのに、シュプレヒコールをどう受けとめていいか戸惑う。同じ側にいるはずなのに、非日常の言葉に脅されているようで緊張した。サイレントデモがしたいと思った。

宮下公園の脇にならんだブルーシートの小屋、
ドアと鍵がついてる小屋もあって誰かが住んでいると分かった。
先日モバイルハウスワークショップに参加したので、
そのつくりや工夫に学べるものはないかと見学させてもらう。
きょろきょろしてたら、エンゼルの服きたおじちゃんに話しかけられる。わたしも暇だったので、ブルーシートの小屋を案内してもらう。
いっけん同じようなブルーシートの小屋だけど、よくみるとそれぞれに個性が見られる。狭い室内にこまごまと整理された生活感がかわいいと思えるおうちもあれば、エンゼルのおじさんの小屋は、言葉どおりのきたなさだった。
私はつい「性格がでるんですかねえ」なんて言ってしまい
おじさんは「いやあ…」と言葉を詰まらせた。

夜は、渋谷駅でおちあったおおつぼさんと共に
中村まりさんと高田漣さんのライブへ。
歌はやっぱりよくて、一日の感情のさざ波が洗い流されるようだった。
東京という場所の、多さや速さや密度によって縮こまっていた体が解放される。
鳥の軽やかさやひだまりや、牧歌的な風を感じられて、楽しかった。

201203211350001.jpg

水曜は、店のかべぬり。
むらなくしろく ころころ ころころ
おなかも重たくて、あたたかくてねむたくなった。
目が覚めたとき、いまいつ?と混乱した。夜だった。
家に帰って夕方、いつのまにかごろんと寝ていたのだった。

4月のイベント

2012/04/01(日)ことばの企画 BOOKWORM
       時間12:00から 入場無料(1drink order) PEOPLE企画
自分のなにか、カケラを他者に向かってひらいてみせる。言葉・声・震動。みんなの自由な表現の場で、自分の、誰かの10分間を聴くオープンスペース

2012/04/01(日)ライブ アサダマオ 『アサダマオのうたとことば』
             18:30開場/19:00開演 1000yen

2012/04/06(金)読書会『ルソー』桑原武夫 著(岩波文庫)
              20時〜22時くらいまで 参加費無料
毎月新書を一冊ずつ読んでいます。読む本は読書会の終わりに決めています。毎回レジュメをもとに、意見や感想を交換しながら進めています。一回だけの参加も可能。大体第2金曜が基本。今回の本は古い新書ですので、手に入りづらいかと思います。何冊か余分に用意がありますので、お求めの方はお申し出ください。

2012/04/8(日)ツクろーかる主催「シェーナウの想い」上映会
             18:30開場 19:00上映開始 20:15感想共有 21:00終了
             料金無料 飲み物またはお食事の1order
      要予約:E-mail 1000tkl@gmail.com TEL 090-5067-6020(松岡)
チェルノブイリ原発事故をきっかけに「自然エネルギー社会を子どもたちに」という想いから、ドイツ史上初の「市民の市民による市民のための」電力供給会社を誕生させるまでの軌跡を綴るドキュメンタリー

2012/04/10(火)読書会『戦時下抵抗の研究(1)キリスト教・自由主義者の場合』
             20時〜22時  参加費無料(1ドリンク注文お願いします)
私の予想をうらぎり、学生さんなど若い参加者が集まっています。第2回目。 第2火曜を基本に、毎月1章ずつ進めていきます。関心がある方はどうぞ。

2012/04/13(金)林拓『草臥れて』
             19時開場 / 20時開演 1000yen PEOPLE企画

2012/04/21(土)sakana
             18時開場/19時開演 前売り2500yen/当日3000yen
                       美術 handpoint.

2012/4/23(月)須田帆布「しょぼくれじじいじゃあ、いられねー うたとおはなし」
             19:30から 参加費無料(要予約 限定15名)トークテーマ『仕事について 』

寺尾紗穂さんのこと

寺尾紗穂さんの表現がすごいと思ったのは
歌詞の風景がドキュメンタリーで
聴いているとそれが迫ってくるところだ

一度は誰もが隠したがるだろう
むきだしの現実を
オブラートに包むような生ぬるいことはせず
美しい伴奏と伸びやかな声で歌いあげる

同じ地平に生きるものへの
生活者としての寺尾さんのまなざしは
日雇い労働者や原発作業員、事故の加害者にまで及ぶ
自分のすぐとなりで生きている人たちの歌だから
行き場のない重たさを他人ごとにして放りなげてしまうことはできない

はたらいて生計をたて日々生きていくしかない場所には
土にまみれ情にもまれながら
厳しさとどうしようもなさとある種の尊さが埋めこまれている


寺尾さんが「ずるい」と言った坂口恭平さんの話のくだりがあって
そこで私の意識はあきらかにずれた
そのあとみんなで、と歌った「ラブリーデイ」の初々しさが決定的となり
私のなにかが開いて目が覚めた
寺尾さんと恋のはなしをしてみたいと思った。

実際には、私と寺尾さんとが話したことは瞑想の話だった。

「またお会いできるとうれしいです。」
自然とそんなふうに思わせるひとだった。

このさき から流入

201203111051001.jpg








手ごたえといえるほどのものではない感覚を
つかまえるわけでもなく
このさき のほうから(このさき)自身が
ひたひたとおし寄せてくるから歌ってるみたいで
わたしはいまよく聴いている
七尾旅人さんの『Chance☆ლ(╹◡╹ლ)』という曲


不安定さそのもののような希望というのがあって
そのさざ波にのまれてしまうと 自分でも区別がつかなくなる。悲しみにしめつけられているのか、癒されほどかれているのか




日曜日に公園を歩いたとき、あしもとから『みどり』がとびこんできた。
はっとする『みどり』から、季節の足音が大きく響く。

二の宮公園で使用済みコーヒーを回収しているのを知って、店から出たものを持っていくようになった。堆肥に混ぜると土が活性化するから、と公園の人から理由を聞き「ほんとの『二の宮珈琲公園』になるね」とおおつぼさんは言った。


私の友達、のりこさん

『あさのさん あとは おねがいね〜』
私の頭のなかでその声は言う。そんなこと実際に言われたか確かじゃないけど、言われてる気がしたときは「今はうちより自由に動けるんだから」と私は言い返す。

永眠したって聞いてしばらくぽかんとしたけど、いまは気体の姿になってるんだと思った。空気に混ざって存在する“はたらき”そのものになったんだって。

うちはのりこさんの、どっしりとしたしぶとさを頼りにしてた。
しぶとさって言葉悪いかもしれんけど、生きることに肝が座ってたってこと。のりこさんは、どんな強風が吹き荒れても、ここですからって道のまんなかに居座り続けるプロだった。私にとってどこかその死に説得力を感じるのは、これまでいた道の延長線上に居座っている気がするからかな。ただこっちから見えないところに移動しただけで、おるんやろって思う。

実際のところ私に迫ってくるのは、死の事実より残されて生きる者の感情のほうだ。直後なんだけど、これからも生き続ける者のほうが気にかかる。のりこさんもそうでしょう。だからこっちからもお願いしたい。生きとる者のために、とくにお母さんのためにはたらいとるはずと信じとるよ。

もうひとつ。
のりこさんと出会って「する」とか「できる」とかそれは、するとかできるのが得意な人の役割なんだってわかった。そしてのりこさんのように「いのち」や「生きる」に圧倒的な重量がある人は、その存在で周囲のひとを強く揺さぶり起こす力を持ってる。はだかになっても大丈夫って思えて、うちは救われたよ。のりこさんからの贈り物のこと、とくにのりこさんと同じような障害を持つ人に出会ったときに話せるといいな。

2012-03-09T10-46-39-67520.jpg

『こんな場所から海は見えなかった』

image.jpg

3月8日(木)から始まるのは、古山菜摘さんの個展
「こんな場所から海は見えなかった」
古山さんがこんなタイトルをつけた。シャープだと思った。斬り込んでくるように私に響いた。
この一年。これからの数十年。
現実と創造とのうねりのなかで、ひとり立ち向かい、一歩を踏み出すその場所をひとりだけの決意で示してみせること。そう考えると芸術は革命。私は古山さんのいまの一歩を覚悟したい。

自然な敬意がある場所へ

2月26日、トッテ展が終了。展示期間中の宮内優里さんライブでは、即興の曲作りと和田彩さんのライブペインティングとのコラボがあった。和田さんの手に握られた筆先を見つめるときのあの気持ちは、なんと言ったらいいのかな、おもしろいと緊張、そして祈るような気持ちが混ざっていた。毎日のように人を迎える中村くんの姿勢や、場とモノと人へのそれぞれに対する自然な敬意、そしてそこから生み出される温度感に、私は気持ちよく働くことができた。自分もまた参加させてもらった気がする。
 まちを楽しむ心意気、トッテの仕事の本家本元、次号フリーペーパーにも期待。


live.jpg
宮内さんと和田さんの打ち合わせ


タグ:トッテ