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千年一日珈琲焙煎所は茨城県つくば市にあります。自家焙煎の珈琲豆と喫茶、けん玉、本。ときどき展示、ライブ、フィーリングカップル。生活と街角の風景。

〒305-0005 つくば市天久保3-21-3 星谷ビルF・G(行き方)tel 029-875-5092
火・水曜定休 11:00-19:00(sun18:00)

どんな物語を生きたいか

気力の欠けた2,3日を過ごし、今日ようやく重い腰をあげて庭の草とりを始めました。一袋分、草むしったら、少し動きに弾みがついたようです。これからしばらくは草とりがんばります。

読書会の本をまとめながら、自分が生きていきたいこれからの物語について考えています。四月に『シェーナウの想い』というドキュメンタリー映画でみた、自然のなかで生きる仲間同士のあの雰囲気もまた希望ある物語のひとつでした。

シェーナウの村人が自分たちの生きる環境をかけて、脱原発の運動をし、自分たちの発電所をつくってしまう話でした。既存の構造を変えようとする運動に「既存」からの強い抵抗が何度もあり、なんと辛抱強い地道な活動かと思いました。思い描いた村の未来が強くあったからこそ、その未来を共有する仲間がいたからこそ、の力だと感じました。10年かけた分、多くの人の力をまきこんで、村の人だけでなく、ドイツの人々全体のエネルギーに対する意識が変わっていった。そのときは最大の危機、でもそのおかげでと言える日が来る、という事実に勇気づけられます。やっぱりいちばんは、想いの強さと仲間同士の関係性がいいなあと思いました。それぞれが自分の特技をいかしたり、ミーティングしたり、祝杯をあげたり、音楽を聞いたりしながら、アイデアを次々と実行していく行動力に感心しました。

どんな未来を生きたいのか、どんな物語を生きようとするのか、
忘れず反復していけたらと思っています。時間をかけて。

内なる言葉で

言葉のイベント“BOOKWORM”ではたくさんの人が内なる言葉で語った。
これほど人が集まり、放ちたい、分かち合いたい気持ちがあることを想像していなかった。

「21世紀型公民館的な,話す会」はまた、一人ひとりの生活の場から発せられる言葉を重ね「私たち」の歴史を残していく試みだった。話せない人がでないように、みんなが話せる配慮があって、安心して参加できる場だった。

正しそうな、声高な、大きな言葉に、自分を合わせていくのではなく
何気ない、素朴な、等身大の言葉で、自分をあらわしていくということ。

これからの言葉の方向性について考えさせられる四月のイベントでした。

「まだ死ぬ気がせん」

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今年100歳になるうちのばあちゃん。
百まで生きんなん、ってたぶん80代のころからずっと言っとった気がする。
食事に気をつけたり、まめに医者に行って検査してもらったり、長生きしてテレビに出るのが目標やと言っていた。いよいよ大台にのる、今の心境を聞いてみた。

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とうとう百やけど、なに考えとるけ?
「なーん、よう分からん。自分でもよう生きとったなと思う。毎朝また目開いたわ、と思う。」

身近な人は、死んだ人の方が多いやろ?
「そうや、兄弟で残っとるのおばばだけや。」

なんで生きとるんやと思う?
「なんでやろ、分からんけどあっちは満席なんやろ。まだ席は空いとりません、っていうことでないか。ダラなこと言うとらんと、さぁ、起きよ。」

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ここ2、3年は、足の痺れや耳が遠くなったりして全身的に衰えたけど、別のところでばあちゃんは高みに進化した。吹っ切れたもんがある。こうしたいという欲求の方向性にまっすぐ行動にあらわれるし、なにより食べることは昔から好きやったけど、これほど、と周囲を驚かせるほど執着と食欲を見せている。好きだったものはなおさら、目新しいおかずにも興味津々で、ブロッコリーとかタコのカルパッチョとか鶏の唐揚げも、歯がなくたって、手でむしって食べる。生きるってことは食べることなんだなあと思う。まわりの人をその意欲で喜ばせる。「まだ死ぬ気がせんわ」と言う。

写真は上から、
夕食前にたいやきを食べているところ。夜中の分を残しておかんなんと言いながら、はさみでちょきんちょきんと切ってはほとんど平らげた。

真ん中:手書きの料理ノートを写しているところ。京都で働いとったときに評判よかったレシピを自分でまとめたもので、欲しいという人にあげるために精を出している。

3枚目:好物のいくらをつまんで満面の笑み。あと2粒だけ、と言いながら口に入れたのは10粒やったよ。

5月のイベント

2012/05/05(土)ライブ CINEMA dub MONKSwith 欧州楽団
       18:00open / 19:00start ¥2300(adv) /¥2800(day) 
       ※限定30名 PEOPLE企画
       予約:千年一日珈琲焙煎所 1001coffee@gmail.com


2012/05/08(火)読書会『戦時下抵抗の研究(1)キリスト教・自由主義者の場合』
             20時〜22時  参加費無料(1ドリンク注文お願いします)
第3回目。第2回は私は参加できなかったのですが、大坪さんはすごくよかったと元気になっていました。第2火曜を基本に、毎月1章ずつ進めていきます。関心がある方はどうぞ。


2012/05/11(金)読書会『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか 』(講談社現代新書) 内山節
              20時〜22時くらいまで 参加費無料
毎月新書を一冊ずつ読んでいます。今回は私の希望で内山さんの本。毎回レジュメをもとに、意見や感想を交換しながら進めています。一回だけの参加も可、参加せずともオススメの本ですのでぜひ。 昔から釣り好きで全国の山村の川をめぐっていた内山さんはそれまで村人や釣り人からキツネにだまされた話をよく聞いていた。しかし1965年を境にぱったりと聞かなくなる。“どうして日本人は1965年以降キツネにだまされなくなったのか”という問いを切り口に、共同体に生きていた人たちの意識と、近代化された私たちとの違いを探る。「あたりまえ」が変わる出来事は何だったのか?そもそも歴史とは何なのか?この本のタイトルは玄関の表札、狭い家なのかなと思いきや、思いがけずその奥に広い空間が広がっています。

2012/05/20(日)ライブ アニス&ラカンカYour Last Chicken
      open 18:00 / start 19:00
      予約 1,800 / 当日 2,300
予約・問い合わせ:千年一日珈琲焙煎所 1001coffee@gmail.com


2012/5/28(月)須田帆布「しょぼくれじじいじゃあ、いられねー うたとおはなし」
           19:30から 参加費無料(要予約 限定15名)
           トークテーマ『パートナー 』

ありがとう

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昨夜はsakanaのライブでした。まだ生々しくて見つめることができるほどの距離には立ててないけれど、自分にとって特別な曲っていうのは変わらず特別なのだと思いました。自分であることでどうしようもなく人に迷惑かけとったって関係ないよ、うちにとってはおってくれるだけが全部や、って代わりに歌ってくれとるみたいな気がして、そのときは私も参加しとったと思う。念とばしてね。話せなかった人もいるけど、共に過ごせてよかった。ありがとう。


写真は、今週金沢に帰ったときに、山に連れていってもらって、その帰り道に遭遇したニホンカモシカ。山のなかで、山のものにかこまれると、にんげんって何やろなと思いはじめる。外とつながりながら内にこもれるのが山登りのいいとこ。高校の登山部やったとき、知識は人に任せきりで、自分は荷物もつ体力係だった。自分がこれから登りにいくのが、なんていう山かさえ関心なかった。人に聞かれたとき答えれないと恥ずかしいから知っておく程度だった。今も変わらずそういうとこあるなあと思う。
タグ:sakana

迫るくらいの距離で

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先週の土曜はいちごのイベントに参加。
ハウスに入ったとたんに甘い香りに包まれ、はぁ〜となりました。70人以上のお客さんがいちごを積んで、大福つくって、音楽を楽しむ時間でした。紅ほっぺととちおとめがたわわになっていて、ひと粒ひと粒の味が違うもんだから、これは当たりかな〜なんてちょいちょいと積んで食べていたら帰るころには、いちごに溺れてしまったとおもうくらいお腹がふくれました。

いちごのイベントが終わったあと、しょうこちゃんという21歳になる友だちがつくばに来ていたので会いにいきました。ちょうど夕飯どきだったので、何年ぶりかに食事介助させてもらいました。介助下手でずいぶんこぼしてしまったけど、うれしかったな。会えて。しょうこちゃんは言葉は話さないけれど、そばにいると私の心の近くにきてくれている感じがする。

今日は、千年一日の精神にとって特別なライブがあります。2012-04-19T16-11-26-19fa9.jpg
sakanaの二人が演奏してくれます。一緒に聴けたらいいなって思っとった人も来てくれるからうれしい。心でそこにおるってわかる、迫るくらいの距離で感じられる、言葉にできん大切な人たち。

千年一日が21世紀型公民館に。

わたしはこれからこれに参加します↓

食事会「21世紀型公民館的な,話す会」

おおつぼシェフの手料理を食べながらの
「自分が暮らしてる中で考えていることを自由に話し,他の人の話をきき,また話す」会。
そのまま思ってることを話せばいいらしい。
食べるのに夢中になりすぎんようにしんなん。
Ustreamにて生放送ってことだけが緊張さそう。


あすは、千年一日珈琲焙煎所は臨時休業です。
15の日
積んだいちごで、いちご大福を70人くらいで作るというイベントに出張です。
誕生日はいちごに囲まれて甘酸っぱくもちもちと働いてきます。
よいいちごの日。

ココロない可笑しみ

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ヒロトさんが個展を開くとお知らせが届いて、おおっと思い、今日土浦のウララビル5階に観に行きました。ヒロトさんはわたしが幾分変わった仲間意識をもつ相手で、おおつぼさんにとっては兄です。

おおつぼさんはどうか分からないけれど、わたしはヒロトさんの絵かなり好きです。今回の個展でずらりと並んだいろんな種類のネコの絵はやっぱり面白かった。つい笑いながら「なんで?」って不思議に思ったことを聞くと、ヒロトさんは笑いながらいつもどおり「わかりません。」と答えた。ヒロトさんの作品は、やっつけ仕事的な勢いと、どこかとぼけてる表情と、鮮やかな色使いが特徴です。なんでかなあ、特にヒロトさんの描く生きものは傑作で、必ずわたしを笑わせてくれます。心ないって言っちゃうの(大抵悪く思っているときに使う言葉だから)ためらうけど、やっぱりココロない感じと表現するのがしっくりくる。絵を描くことに対してヒロトさんの冷めた意識がそこにある気がする。一方、絵の表情にはユーモアの温度がある。冷めた意識と絵の表情の温度感、そのバランス、ギャップが私の可笑しみを誘う。

涙を流すほど大笑いすると、大泣きする場所に近づいてしまうのだと思った。度を超えると、自分の内側の、可笑しみとかなしみの区別がつかないへんてこりんな場所に行ってしまう。

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今日は終日ギャラリーにいるとヒロトさん。ノートに感想おねがいしますと言われます。

大坪洋人個展 2012年4月10日(火)〜15日(日)
県南生涯学習センター(ウララビル5F)10時〜17時 入場無料 

ねこつつむ

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千年一日珈琲焙煎所で3月に展示した三人組トッテが関わるシンゴスターリビング『花咲く庭で』がはじまっています。福田藍さんの布の作品がたくさん見られます。私も楽しみにしています。 私は藍さんについての文章を、おおつぼさんは藍さんのふろしきの使用例の写真を、中村くんに提出しました。写真は撮影準備しているときの様子。撮影に協力いただいたねこちゃんは竹田さんちのはっちゃんとふっくん。
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映画上映のお誘い

明日、8日の日曜日、映画上映会を開きます。
時間は18時半から。参加無料。
電力会社を選べず独占され続ける限り、わたしは「電気」という人質をとられ、「再稼働しなければ…」と脅される立場が続く気がする。もう嫌だ。だから、この映画でひとつの未来のあり方を確認したい。

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ツクろーかる主催:「シェーナウの想い」上映会 

1986年のチェルノブイリ原発事故の後、ドイツのシェーナウ市の住民グループが、「電力会社をつくってしまおう!」と立ち上がり、10年の歳月をかけて、シェーナウ電力会社を発足させました。

東日本大震災から1年が過ぎた今、改めてエネルギーの自給について、考えてみたいと思い、この上映会を企画しました。

●日時:2012年4月8日(日) 
18:30開場 19:00上映開始 20:15感想共有 21:00終了
●場所:千年一日珈琲焙煎所
   (つくば市千現1-23-18ウイングパーク千現1F)
    駐車場は、二の宮公園駐車場等をご利用下さい(有料)
●料金:無料。ただし、飲み物またはお食事の注文をお願いします。
    軽食メニューをご用意する予定です。
●予約・問合わせ:
    E-mail 1000tkl@gmail.com TEL 090-5067-6020(松岡)
(ご参加の方は、ご予約をお願いします)
●主催:千年先の未来・ツクろーかる http://tkl.tsukuba.ch/

●ストーリー:この映画は、ドイツ南西部、黒い森の中にある小さなまちシェーナウ市の住民グループが、チェルノブイリ原発事故をきっかけに「自然エネルギー社会を子どもたちに」という想いから、ドイツ史上初の「市民の市民による市民のための」電力供給会社を誕生させるまでの軌跡を綴るドキュメンタリーです。
(日本語字幕あり)http://www.geocities.jp/naturalenergysociety/

『ルソー』に好感触

昨夜の読書会は『ルソー』桑原武夫 著(岩波文庫)
マイケル・サンデルや東浩紀『一般意志2.0』、今井一『原発国民投票』など読書会のなかでもよく出てくるルソーの思考が「なんか好きかも」と思っていたところでした。新書とはいえ、50年前に出版された本ですが、ルソーの全体像を知るにはいい機会となりました。

ルソーの、素朴さや自然を愛する心と、生涯をとおして、他者や自然、社会や世界すべてのものと直接的なつながり『無媒介のコミュニケーション』を求めつづけていたという姿勢が、わたしを打つのだなあと知りました。東浩紀『一般意志2.0』の内容と比較した意見も興味深かったです。

来月の読書会は、候補としては参加者から『ソクラテス』や『吉本隆明1968』も出されたのですが、 私の熱意が伝わったのか、そこまで言うならとみなさんが譲ってくれて、

『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか 』(講談社現代新書) 内山節 


5月の第2金曜日、5月11日(金)20〜22時
レジュメをもとに意見を出しあうかたちで進めています。オープンなので今回の内容に興味ある方は参加どうぞ。レジュメの印刷部数だけあらかじめ分かるといいので、事前にお知らせいただけるとなお助かります。1001coffee@gmail.comまで。