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千年一日珈琲焙煎所は茨城県つくば市にあります。自家焙煎の珈琲豆と喫茶、けん玉、本。ときどき展示、ライブ、フィーリングカップル。生活と街角の風景。

〒305-0005 つくば市天久保3-21-3 星谷ビルF・G(行き方)tel 029-875-5092
火・水曜定休 11:00-19:00(sun18:00)

監督が来る!

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今週末、私は『ナージャの村』に出かけてきます。監督が来て26年目のナージャの話をしてくれます。ロビーの出店も賑やかそうで楽しみ。映画の予約チケットは千年一日でも扱っています。

そして7月1日から『ゲンパツイラナイ展』がはじまります。
つくば市を中心とする22店舗にスズキコージさんの作品が散らばり、期間中に移動していくという展示方法はおおつぼさんの発想から生まれました。今、おおつぼさんが必死こいて準備をすすめています。場所や期間の割り当てを「う〜ん、う〜ん」言いながら考えています。通常営業やりながら、定休日は作品の移動作業になるので、7月は休みなしのおおつぼさん。坊主頭だけはすっきりしています。

本橋成一 × スズキコージ「No More Atomic Energy ! ゲンパツイラナイ展」
千年一日は1〜22日まで常設ですが、それ以外のお店は展示期間中に数点ずつ散らばり移動していきます。どこでどんな作品に出会えるかはお楽しみです。これから各店の展示期間が発表されていくと思うので、巡ってみるのもおもしろいかもしれません。

内なる他者への信頼

私のブログを読んだ足田メロウさんから感想が届きました。

From: 足田メロウ To: 千年一日珈琲焙煎所 
『浅野さんの感想、ありがとうございます!あまり深く考えず、気楽にやってたりするんですが、、こんな風に感じてくれる人がいるんだと思うと背筋が伸びると言うかなんと言うか。浅野さんの文章を読んで足田メロウという人物に興味をもちました(へんな話ですが、、)。』

メロウさんの感想を読んで、私とおおつぼさんがやりとりしたメール

From: 私 To:おおつぼ
『おもしろいね、自覚的じゃないものに、まわりが感じるという現象が。そんで本人も自覚的じゃない=他者の自己 があるらしいって気がつくのは』

From: おおつぼ To:私
『僕が自分のことはほっといて、人に任せればいいと言っているのは、まさにそのことなんだよ。』

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写真に写っているのは、メロウさんではなく、今日ふたたび展示を見に来てくれたnatunatunaさん。何回目?って聞いたら『ライブ入れたら4回は来ています。』自身も絵を描くnatunatunaさんは、メロウさんの作品と描く姿に「はっとさせられた」そうです。『自分も絵を描いていていいんだ、絵を描いていてよかった、って素直に思えたんです。』と、おなかの底で生まれた声で言った。まちがってなかったって思えて、人知れず抱えていた孤独な緊張がほどけてよかった。自分と自分のつくるものとのあいだに信頼を感じられてよかった。


展示はあしたまでです。ありがとうございました。

まんまと立場大逆転

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金沢では楽しく過ごしてきました。
うちの100になるおばばとカフェに行きました。
実家に帰るたびに『(千年一日の)店が近かったら珈琲飲みに行きたい』とばあちゃんに言われます。つくばではないけど普段行けん珍しいとこ連れてってみようと、妹を駅まで車で迎えに行くついでに「ごちそうしてもらいたいところあって、一緒に行ってくれんけ」と誘ったら「いいよ、いいよ」となって助手席に乗せました。

ばあちゃん、信号待ちのときに私に「帰りはゆみちゃん(妹)もおるから大丈夫や、おまえ一人にならんからさみしくないぞ」言ったので、はっとした。一人やとさみしい子どもか、うちは。それじゃあ、おばばはおもりで来とるんか。気づいて一瞬、なんじゃそれ、と笑ったけど、もしかしてそう見えたんか?と首をひねってみたら、変な涙が出そうになった。心細かったような気さえしてきて、立場大逆転にまんまとはまってしまう。

おばばは珈琲を頼んで、砂糖3つ入れて飲みました。私が食べてみたいと思って頼んだスイーツも分けて食べて、最後に砂糖そのまま1つ口に入れて舐めていました。

千年一日珈琲焙煎所にも100歳くらいの人が来ないかなあ。車椅子でも大丈夫だし、トイレも介護者と入れるスペースだから、おばあちゃんやおじいちゃん、ぜひ来てください。

さようなら、のあとに

ゆーきゃんのうすい蒼さを帯びた声は、わたしのからだを透過していった。流れ去る時間のように。透過して、通り去って、でも胸に残される響きがあった。とどめておくことができるものは何もないだろう、と。だけれども、失われないなにかはあるだろう、と。

わたしは、昼間のできごとを思い出していた。
会うのは何度目かになる、ちいさな女の子と交わした出来事
「いっこさん、いる」と私を指差し、近くに立ったとき「いっこさんしゅき」と言った。
うれしいとしあわせが混ざったとき、困惑してしまうのはどうしてだろう。

かけがえのない瞬間ほど、終わりの予感がすでにさし迫っている。好きどうしになってその想いだけが交差する場を私はとどめてしまいたい、とどこかで思う。でもそう思ったすぐに、それは無理なことだと分かっている。分かっても、分かることでおさまらないから、私は困ったような気持ちになるのかもしれない。

存在、またはその存在との関係を愛でるとき、しあわせのある場所とかなしみのある場所はそんなに離れていないことに気づく。

さようなら、の事実と、さようなら、のあとに残されるかすかな光を歌う、その背後に、音の呼吸とともに描かれていく絵がむきだしの壁に映しだされている。足田メロウさんのライブペイントは、絵を描いていく行為自体が物語だった。いきものといきものが出会い、突如、しあわせとかなしみとが寄り添う。その場面に出くわすたび私の口角がぎゅっとなった。描かれていく絵だけじゃなく、いままさに描こうとするその手が、私の胸を打つ。描く姿がほとんど、慈しむ、という行為だった。
私はその場にいる誰もかれもを撫でてしまいたくなった。


ライブで描かれた絵を一枚、妹のために選んだ。音が聴こえてきそうな絵。
祖母の命日に、と父の誕生日祝いに、おばばの顔を見に、私は今日から実家に帰ってきます。お店は、絵とおおつぼさんがひらいています。

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足田さんとの出会い

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きのう、雨のなか
タクシー降りた男の人が、ドアのまえのスロープをころころ、旅行用トランク転がしやって来ました。こんにちは、と私は言いました。足田メロウさんというひとです。明日からの個展の準備にやってきたのです。はじめてお会いしたのですが、作品から想像していたイメージと少し違いました。たき火のまえで火をまもっている人というのが実際会ったときの第一印象でした。はんなりと京都の音で話し、重心の整った、落ち着いた風情に私はなんかいいなあと期待と喜びを感じました。きょうから沖縄へ飛んでくるそうで、週末ここでライブペイントをしてくれます。ゆーきゃんliveでどんな線が出てくるのかたのしみです。

足田メロウ個展 6月14〜25日


ほったらかしの根をほった

野生の笹というのは、地中深く太い根をおろし、広がっている。
笹は強い。表面の刈りとりを続けてきたが、まったく笹にあざ笑われるので根から絶やさなければ、と固い土にクワをたてた。土を掘り起こし、根をひっぱり抜くのだ。どうせ負けるのならここまでやって負けたい。

店に行く前に、庭で大地とつなひき、帰ってきてから薄闇のなか続きをやる。
爪が黒くなるから、根絶やし作業は接客のまえにはしないほうが賢明なのだけど、だるいときはこれをやると、その後すっきりしゃんとする。これは不思議やと思う。自分が生きてる場所の「土」「地」と直接関係すると、地に足つけたという感覚が実際にえられる。


根をいじくりまわしながら、自分にとっての幸せは、好きという気持ちを何の疑いも不安もなく感じていられることなんやろうなと思った。声を通じて開かれる存在の直接。私の目の奥に何かあるかのように見つめられ、その瞬間に胸に起こる反応。あの時間なにげに自分と居てくれたんやと気づいてはっとすること。

とつぜん胃のあたりがじんと火照って痛いような、自分が溶けて弱るような、あの意識に、私は「好き」と名づける。

カントリーマインド

妹が京都から遊びに来た。
うちの家族、とくに私、妹、母が互いの顔を見るとき、まず確認しとるのが、互いの髪型。
愛想のいい店なんかに入ると「双子?」とよく尋ねられるので、最近では気配で分かってしまう、ああ聞かれるなって。あとで「やっぱ聞かれると思ったね」と妹と言い合う。最近、妹と私の髪型がかぶってしまい、ついに母さんまで、携帯の静止画送ると「どっち?」と言うようになった。実際には2つ離れているけど、妹のほうが道とかよくわかるし、計画性があるから何かとしっかりしとって姉的だなあと思う。

なんで妹の話をしたくなったかというと、中村まりさんが来るからだ。中村まりさんはつくばに2回来ている。どっちのときも私の隣には妹がいた。中村まりさんを聴くと帰りたかった場所に近づく。帰りたかった場所は時間が止まっている。私にとって永遠のイメージがそこにある。


私ははじめて笹倉さんのライブを聴いたときの驚きを思いだす。意外だった。生で聴く、という体験がこんなに違うんだって思った。世界に恋する意識になった。『聖なるギフト』笹倉さんは熱いものを秘めている。今回なにか予感めいたものがある、とおおつぼさんは言った。

去年はできなかったけど、今年は千年一日に呼ぶことができたんだな。二人の共演もあって、なんかちょっとしみじみ。千年一日自慢のカレーとベーグルサンド用意してお待ちしています。

6月9日(土)中村まり・笹倉慎介ライブ
タグ:ライブ

古山トークショー

古山菜摘さんが手がけた「ハネタはねた」のアニメーションが完成し、いよいよ6日に公開されます。古山さん指導のもと、千年一日珈琲焙煎所のぬりえ(職)部で塗ったり、切ったりしていたのはこれでした。寺尾紗穂さんのPVに23名の部員のしごともはいっています。

寺尾紗穂さんがtwitterでこのような文章を寄せてくれています。うれしいなあと思います。
『6日に公開する「ハネタはねた」PVを見せてもらう。製作者の古山菜摘さんはつくばの千年一日珈琲焙煎所でのライブで出会ったが今回のPVはそこに集う沢山の人々が制作を手伝ってくれた。アニメの細かく震える輪郭を見ていると、鉛筆で色塗りをしてくれた人々の息遣いが伝わるようで胸が熱くなる。』

11日に急遽、完成記念のこんな企画をたてました。ぬりえ(職)部に参加した方はもちろん、古山さんに興味あり、の方、お越し下さい。短い時間ですが、一緒に完成版をみて古山さんの話を楽しみましょう。通常営業は18時までとなります。

6/11(月)18:00-19:00 アニメーション完成記念「古山菜摘トーク&PVを楽しむ会」 千年一日珈琲焙煎所にて、古山さんのざっくばらんなトークショーと完成したPVを観て楽しむ会を開きます。参加される方は18時にお集まりください。

MayMay

こんにちは。
鳥のさえずりが途絶えない今日に
支えられている私の日常です。

明日の夜には、MayMayというポートランドのアーティストがやってきます。一度聴くとはっとさせられるほど美しい音楽です。あまり知られていないのがもったいなくて、一度聴いてほしい。PEOPLEのページに試聴できるリンクがはってあります。試しに一度聴いてみて。

どんなことがあっても自然がきらめき瞬くこの世界の表情を、日常に埋もれてしまったもうひとつの時間の存在を、身体が感じいること。きっと、生きるを、希望を、下支えしてるのはこんな体感・体験なんだと思います。

タグ:ライブ