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千年一日珈琲焙煎所は茨城県つくば市にあります。自家焙煎の珈琲豆と喫茶、けん玉、本。ときどき展示、ライブ、フィーリングカップル。生活と街角の風景。

〒305-0005 つくば市天久保3-21-3 星谷ビルF・G(行き方)tel 029-875-5092
火・水曜定休 11:00-19:00(sun18:00)

言葉の動力

夏のイベントが終わりました。

きのうの朝、人がどんどん集まって来たら、私はなぜか心細い気持ちになっていたのですが、お昼くらいからエンジンがかかってきました。絵の具と紙粘土をいじくりこねて、山を、山じゃないものを真剣につくっている子供の表情がいいなと思いました。終わったら、まだか、まだかと食べ物をほしがる声がすごくて、こうして子供の動力に負けながらコトが進んでいくのだなあ、お母さんやお父さんは子供にひっぱられるように生活してるんだなあと身をもって感じました。
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午後からの言葉のイベント『コトノバ』
私の前に発表した人に深く感じ入ったまま、自分の番が回ってきていて、みんなの前に行って、マイクを前にした。たった今聴いたことに強く反応していて、緊張する余裕もなかった。私は最近考えていたこと、ほんとうの望みはなんだろう、って自分に対する問いについて話しました。エンデの『はてしない物語』を引用しました。答えを生きたい、って私は言った。それは正しかった。ただ、最後に自分の望みとしてその場で言ったことが腑に落ちなくて、言ってみたらなんか違っていたんだと分かった。言ってみないと分からないことがあるんだなあ。形にして表現してみてはじめて、合ってたとか違ってたとか体験として分かるということでした。

ヒマラヤの背景のもと、美しい怒り、おなかの底からそのものが現れてるような声、からだのどこかを震わせた記憶、言葉への敬意、私は昨日それらのものと出会えてうれしかったです。

ちくわ朋彦さんと良元優作さんのライブでは火を感じた。ちくわさんの音は村の神社のおまつりのようだった。

しめくくりの阪本勇さんと良元さんとのトークショーは、ほとんど阪本さんのしゃべりだった気がするけど、二人の関係が見える話がよかった。ほとんど下ネタやったけど、こういう人種がいると思うとあかるい。

上野郁代さんの展示は9月4日まで続きます。

来日!黄金ヒマラヤの日!

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今週末つくばでは、まつりつくばが賑わいを見せていますが、明日はここ千年一日珈琲焙煎所でアートと言葉そして音楽のイベントが開催されます。いちご屋さんのかき氷、つくば食堂花の流しそうめん、古本屋、千年一日の妄想ネパール料理を準備してお待ちしています。写真はわたしがこしらえたダール(豆)スープ。疲れたからだに滋養となるような素朴なおいしさに仕上がり、妄想スープは成功。

言葉のイベントは2回目ですが、前回は、歌う人、詩を読む人、朗読する人、それぞれが自分の言葉をとおしてその場に開く風通りのよい時間でした。自分の発するものが、自身の答えであるかのように響いて驚くことがあります。他者に開こうとする行為に答えが潜んでいることがある。あなたの気にとまった言葉をひとつ持ちよりください。エントリーは当日13時半から。お待ちしています。

月があかるい夏の夜空のしたで、ライブも楽しんでいってくださいね。黄金の枠でふちどられた夏の一日を一緒に過ごせたらと思います。

2012年8月26日(日)“ヒマラヤ”
10:00~12:30 上野郁代ワークショップ 「山をつくろう!」
夏の工作、紙粘土で山を作りましょう。山は好きですか?
対象年齢(3才~8才)材料代 500円

14:00 ~ 17:30  コトノバ a place for words as events
すべての人に開かれたオープンマイクの時間です。
題してコトノバ。事の場であり言の葉でもある、自由な時間。
お気軽にご参加ください。

  リーディング希望の方は
  当日13:30より会場にてエントリーを行います。
  持ち時間は1人10分程度となります。
  ■CD・楽器(アコースティック)の持ち込み可能です。

18:00 ~「月夜のライブ」
演奏 ちくわ朋彦(vo. g)×良元優作(vo. g)
  special talk guest 阪本勇(写真家)
18:00~ 阪本勇×良元優作 トークショウ
19:00~ Lvie
入場無料 投げ銭制!
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流しそうめんの準備中

ヒマラヤにて

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上野郁代さんの展示がはじまりました。

山頂で飲む珈琲は美味しいに違いありません。それとも“ヒマラヤ”くらいの高さになると高山病で大変なのでしょうか。

上野郁代さんは私と同じ石川県の生まれです。他県で同じ出身地の人と出会うと例外なく懐かしいポケットに手をいれている感覚になりますが、上野さんの描く山の連なりも、私の奥にいつも潜んでいるあたたかく美しい風景を呼び覚まします。

上野さんと一緒に山をつくりに来ませんか?8歳までのお子さんが参加できるワークショップ、今週の日曜日です。そうめんの川も流れますよ。

40代のヘレン・ケラー

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お盆の帰省からつくばに戻ってきました。家族のチームワークから離れると数日は何だかさみしい気持ちになります。帰省中、おおつぼさんは何しているのかと思ってtwitter見るたび、アイスキャンデー食べたとか、また食べたとか、つぶやいていて、どうでもいいなあと思っていた。

おおつぼさんは「アイスキャンデー」って言いたくてしょうがなかったらしい。ドールの箱入りのアイスを買って食べていたら発見してしまったという。40年生きて、人生ではじめてこれが「アイスキャンデー」なのだと体感をともなって理解したらしい。そんなことを目を輝かせて話していた。ヘレン・ケラーが水というものを知った瞬間と一緒なんやね、と言うと、そうそう、とうれしそうだった。いくら聞いても私の感動の温度は上がらなかったけど、発見っていうのはキラキラしたものやね。

プールからあがった親子が一緒にアイスを食べている姿を通りすがりで見るたびいいなと思う。プールのあとのって特別に、絶対的においしい。私がスイミングスクールに通っていた頃、お迎えに来たばあちゃんはいつも甘い缶コーヒーを買ってくれた。バナナの入ったホットケーキをアルミホイルに包んでもってきてくれたこともあった。懐かしい。毎日よく来てくれたよなあ。

つくばで再びいろんな人と会いはじめる。相手の発しているものに胸がつーんとしたり、別れたあとに何か心残りがあるような気がしたり、ありがたいなあと思ったり、今日もそんな一日を過ごしました。

とうとう来週の26日(日)はヒマラヤの日が到来です。千年一日の夏休み企画、ぜひ一度どんなものかチェックしてみてください。気になったら来てね。待ってます。→official blog


自給暮らしのピザ

昨日は、千年一日とふたば自給農園の共同企画、糸紡ぎの会のピザパーティを開きました。
自宅にピザ窯をもっている竹田さんのお宅で開催しました。大人15人+子ども4人+犬と猫のにぎやかなピザ作り。おおつぼ兄のヒロトさんも手伝ってもらいながら作ってました。野菜を切る、火をおこす、ピザを形成、焼く、食べる、おしゃべりが同時進行で沸き起こっている場になりました。常時動いていたので、写真をとりたかったけどすっかり頭からとんでしまった。いい表情とっておけばよかったな。

竹田さんお手製のピザ窯、小麦粉や野菜はふたばさん、薪は菊池さん、ピザ完成までの働きをみんなで持ちよって、焼きたてを分け合う。一人だと腰が重くてなかなか動けなくても、みんなの気配を感じながらだと楽しく動ける。うまくいったのも、失敗したのもあったけど、どれもおいしかった。自分たちでつくったっていうのと、焼きたてっていうのと、みんなで食べるって要素が、細かいことを気にならなくさせるのかな。大きなくくりでおいしいねと言えるおおらかさのある場っていいな。

金曜から私は実家に帰るので、今週末の営業はおおつぼさんひとりやっています。土曜は世良くんも働いているはず。

虫音とときおりの涼やかさに予感された秋を感じはじめる。私の知らぬ間に動いていくものに、勝手に移ろっていくものに、どこかほっとする。

新鮮な目、新鮮な言葉

わたしとその相手とのあいだにさっきまでなかったことが生じてしまって驚く。
なんなのかは説明しがたい、たましいなのか、生命力なのか、
それがまたたく瞬間はいつも思いがけなくて
私に開かれ、ふいに目があったというとき
言葉を失ってその尊さにただ浸される。
あなたがいてくれてうれしい、と震えそうになる。
わたしとわたしたちの境界がなくなる。

相手は気づいていない。
目の奥に存在する泉のことを。
なぜか本人の目だけにはうつらない泉。
そこからあふれた出来事が私を動かすということを教えてあげたい。

わたしに必要なもの、泉にとどく新鮮な目、泉の存在を信じてもらえる新鮮な言葉。

見えない手とよみがえり

伝えたい気持ちははっきりしていて、ただなんて書き始めたらいいか、出だしが定まらない。今夜はお店にきてくださった人たちとのやりとりを思い出して、ありがたいな、と思いながら帰りました。「プールに行ってきたんだ」って私に声をかけてくれた人の何気ない言葉が優しかった。

誰かを想ったり想われるときの優しさはさりげない。相手に気づかれないよう贈られる。沈みそうな舟を支えているのはいつもそんな見えない手なのだと思う。

今日のうれしかったこと、もうひとつ。
私の発した言葉が、姿を変えて私にかえってきた。神戸のうみべの bebeさん宛に書いたものが、こんなふうに受けとめられていると知って、うれしくも恥ずかしく目を半分ほど開けてそわそわ読みました。bebeさんのページ。おくったはずのものが、新たに生を吹きこまれ私のもとにかえってきて、よみがえった姿は以前のあなたかと不思議に思う気持ちです。

ああ8月

そのとき私は引きこもってじっとしている必要があった。だめだな自分はという気持ちが通り過ぎるまで。2時間後、水着に着がえた。誘われていたプールに行くかという気になるくらいには、すき間ができたから。

二の宮公園のプールに行ってきた。大人は210円。
屋外の明るいプールに子供たちに混じって浸ってきた。全然冷たくなかった。29℃の水温。たのしい。息をつめて泳いでみた。50m耐えた。息を止めつづけた後の酸欠の感覚が懐かしい。15くらいまで私は競泳選手だった。おおつぼさんの息つぎの顔を発見した、平泳ぎの顔がとりわけ愉快だった。体の表面に色違いができてうっすらと日焼け。濡れたまま髪が涼しいと思いながらお店に戻る。今月の予定を黒板に書く。ああ8月です。