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千年一日珈琲焙煎所は茨城県つくば市にあります。自家焙煎の珈琲豆と喫茶、けん玉、本。ときどき展示、ライブ、フィーリングカップル。生活と街角の風景。

〒305-0005 つくば市天久保3-21-3 星谷ビルF・G(行き方)tel 029-875-5092
火・水曜定休 11:00-19:00(sun18:00)

甘やかされる食べもの

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ジャムパン、というのは作りながら思い出したのだけど、甘やかされていたころの食べものだ。あの袋入りのジャムパンの、口いっぱいに甘さがはみ出す赤いジャムには牛乳が欠かせなかった。

甘やかされる、ということ。

わたしにとってそれは、皮と種をむいて「はいよ」と差し出される蜜柑だった、それは、お前の食べたいものを買っておいでと手渡された財布まるごとの重みだった、それは「一番おいしいところ」を余計に食べさせられることだった。わたしは確かに甘やかされていたのだ。誰かを甘やかす方法は、だから祖母から学んだ。

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はじまったばかりの恋の、特別な枠のなかにいる男のひとも甘やかしてくれる。
男女の場合どうしてか、特別な枠が溶けて「地に足をつけた生活」がはじまると、あったはずの甘やかなひとときのことがまるで他人ごとのように感じられる。ただ、風邪ひいていたときのことみたいにだけ思い出せる。だまされた?と首をかしげた直後に、自分の変貌ぶりに気がつくと、何も言えないものだ。

甘やかされたジャムパンにしようと思いました。
片手には牛乳ではなくカフェオレの。

「カフェオレとジャムパンのお店」
場所:つくば市神郡 石組倉庫RIZ
〒300-4212 茨城県つくば市神郡111番地 (駐車場あります)

パンとパンだ

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つくばねファームで記念撮影

 外気のつめたさに肩をすくませながら乗りこんだ車。降りそそぐ雨はやわらかく、過ぎゆく街はうす桃色にぼやけ、間違いなく私たちは春のまっただなかにいるのです。

 ジャムパン。パンはコッペパンがいいだろうか、イングリッシュマフィンにしようか、どうしようかと、ジャムとの相性を考えてパンを選ぶのは初めてのことなのでなかなか決められずに、パン屋とパン屋のあいだをうろうろとしていました。いちごジャムを際立たせるために、パンに存在感をもたせない方向でいました。そのはずだったのですが最後に念のためと思って、ベッカライ・ブロードツァイトに寄って買ったばかりのパンを一口かじったら、心が回転して、これ以外のパンが遠くになってしまった。苺とパン、組み合わせたときどちらの素材も生かせるように、少し緊張しますが、手を尽くしてみます。

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 今日のお店づくり。パンでおなかが膨らんだ二人は壁の色塗りをしました。明日も色塗りです。

「カフェオレとジャムパンのお店」

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今週末、30・31日に出店します。
            「カフェオレとジャムパンのお店」

 草花の放つ香りに足を止め、樹に咲く花に目を見張り、全身の細胞が春を受け入れる意志をもち始めています。さあ開いていくよ、と促され、普段よりからだは調整のために忙しく働いている。なにもしてなくても疲れやすくなる時期だから無理はできないけれど、あたまとからだを澄んだ空気にさらして、ほっと息をおろす場所に、筑波山のふもとはいいかもしれません。

 明日はイチゴジャムの材料を仕入れついでに、つくばねファームでいちご狩りです。おなかぱんぱんになりすぎて苦しくならない程度に、と心がけます(よく心がけるのに、現場ではすっかり忘れる習慣があって、どうしてだろう)。

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「ゆけゆけ、乙女のつくば道」(おおつぼさんのイラストがそっくりです) より。

千年一日珈琲焙煎所が期間限定カフェをオープン!
筑波山の贅沢な景色を眺めながら、ミルクたっぷりのカフェオレと
つくばねファームから届いた旬のいちごを使ったジャムパンを。

カフェオレとジャムパン ¥550(限定 30食)

日時:3月30日・31日 12時〜(売り切れ次第終了)
場所:つくば市神郡 石組倉庫RIZ

mama!milk 2013 @筑波山の麓

 最高のお天気というのは、まさに昨日のような日のこと。(今日はほんとうにおそろしい風のお天気)筑波山とその風土につながった場所で、高橋ピエールさん、mama!milkさんと再会できたことはうれしかった。

 石に囲まれた空間。演奏。印象的なのはmama!milkの生駒さんの息をのむしぐさ。アコーディオンの音のあいまに、すっと(あるいはぐっと)のまれる息、その口もとにどうしても釘付けになる。意気地と官能が相反するような緊張が走り、わたしはそのたび、目、そして息を奪われてしまう。

 無防備なのか周到なのか判別しえない女性性というのがあるとしたら、それに翻弄されるのは男性に限ったことじゃない。じぶんにも潜んでいるだろう無自覚のそれを、かつてのわたしはとてもおそれていた。

 帰り際、生駒さんと「おばあちゃんになったとき」の話をした。mama!milkが年を重ねていくとき、わたしがその演奏で感じる官能の質は、どう変わっていくんだろうと想像して、想像できない、と思った。でも、将来的にわたしの感受性がよほど衰えたりしなければ、mama!milkの美のすじの通しかたを見ていくことはできる。わくわくする。

大人のじかん

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ほんじつ、山のふもとにて。15時にひらきます。
もう少し席があるそう。
つくば駅、土浦駅に用意したバスが立ち寄ります。ご予約はお早めに。

いそがしい毎日に追われてしまっても、今日一日だけ、数時間のあいだだけその場を空けて、誰にも知られない時間に出かけて行くことはゆるされると思う。役割を懸命に生きていてもなお、ひとりの大人の女であり、ひとりの大人の男である事実は揺るがないのだから。

「mama! milk 春の三夜 第三夜 パレエドの残照」 会場:つくば市神郡 石組倉庫RIZ 

音楽とワイン、春の風

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壁のパテ塗り中

春の風が強すぎて、わたしの三月が吹き飛ばされてしまう。自分で針を動かしていくつもりで立ちあがったら、春になって、いま体ごと宙に浮きそうなぐあい。夢見がちなこのごろは、眠ることを終えても終わらない緩慢におおわれたまま、時間を動かすきっかけを見失ってしまう。

今週末は久しぶりに公の場。mama!milk のライブ会場に出かけます。千年一日はカレーと珈琲を。フィンラガンはワイン。フィンラガンの当日のワインのラインナップが出ています。mama!milk の音楽とワインなんて贅沢でいいなあ。わたしもできることなら送迎バス組で行きたいんだけど。

過去の粒子

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陽にあたりながら歩いていて、影にも寒さを感じなくなったこの頃。

三月のこの空気には、過去とつながりやすくなる粒子が漂っている。好きだった人のこと、会えなくなっている人のことを、頭のはしで考えている。“だった”って過去形で言うけれど、思いだしているときの時間感覚は不思議なほど曖昧で、いつまでも過去にはくくってしまえない出来事や関係だったのだと思う。ふと会えるんじゃないかとも思うし、物理的に会えなかったとしても、なにかを、それこそ粒子みたいなもので互いに交わしあえるいつかはあるんじゃないかと考えてる。

実際の場面でいちども役だったことない「こころの準備」はほどほどにして、今日もちょっと草を抜いて、それから現場仕事に行ってきます。

3月の出店予定

 植物が芽吹く時期、からだも外向きに変わっていきます。今週に入ってからだの感覚が変わり、これが春のはじまりかと実感しています。食べかたも変わってきて、異性を感じるセンサーも働きはじめました。寒いあいだは鈍かったものたちが、少しずつ目覚めてきています。


三月は、千年一日珈琲焙煎所としての出店がふたつあります。

3月17日(日)mama! milk ライブ @つくば市神郡 石組倉庫RIZ 詳細
           カレーを出します。

3月30日(土)31(日)乙女のつくば道「カフェオレとジャムパンのお店」 @つくば市神郡 石組倉庫RIZ 詳細
          カフェオレとつくばねファームの苺で作ったジャムパン

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100才の乙女