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千年一日珈琲焙煎所は茨城県つくば市にあります。自家焙煎の珈琲豆と喫茶、けん玉、本。ときどき展示、ライブ、フィーリングカップル。生活と街角の風景。

〒305-0005 つくば市天久保3-21-3 星谷ビルF・G(行き方)tel 029-875-5092
火・水曜定休 11:00-19:00(sun18:00)

寺尾紗穂の暗黙

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ライブで聴いた、寺尾紗穂さんの歌

その歌には 暗黙のものたち が内包されている。

かおを伏せて縮こまっているもの、見向きもされない とるにたりないもの、なくなっても誰にも影響を与えない小さきものたち。存在してもどうしようもないでしょう と暗黙におしこまれ沈められてきたものたちが、寺尾さんの音楽を媒介してあらわれる。誰にも触れられてこなかった、だからかたちをもてなかった暗闇のものたちが、歌のなかで、孤独という姿をもって存在しはじめる。消え入りそうになるのを最後に引きとめ、知っていたわ と頷くために寺尾さんは歌っているような気がした。

 きのうWEB公開された寺尾紗穂の “A case of you”。松井さんの絵も登場します。終わりにできない愛しさについて

いのちの粒に変わるとき

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 あ、落ちてる と完熟梅を拾ったことがきっかけで、梅干しづくりに手が届きました。自分で梅干しをつくりたいな、と数年前から思っては逃し、今年になってチャンスが巡ってきたのです。

「土用丑の日に干しましょう」と読んだので、塩に漬けてあった梅を干すことにしました。梅をとりだそうとするとき、やわらかくぽったりとした感触が手に触れて、潰さないように、とやさしい気持ちになりました。そうやって扱っていると、単なる梅だったものが、いのちの粒に変わって、ひとつひとつがかわいらしく思えてくるのです。人との出会いも同じようですね。やわらかいところで触れあってしまう瞬間にとても愛しくなる。

「つくばのおきば」

 寺尾紗穂さんのライブのあと、「ハネタはねた」のPV製作のため千年一日のぬりえ(職)部が発足したのは2012年5月、古山さんのイラストをみんなで塗りましたね。

201205071828000.jpg201205141838001.jpg人生初「部長」
こちらぬりえ(職)部
古山トークショー

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 2013年7月21日、ふたたび寺尾さんがつくばで演奏してくれます。会場はつくば食堂 花 です。わたしは前から松井一平さんとのコラボのライブ「おきば」に行きたいと思いながら行けずにいたので、今回ライブの話がきて喜びました。

 松井さんは現在、千年一日珈琲焙煎所で個展をやっています。明日16時までです。松井さんはほんとは、ライブペイントが苦手なんだそうです。その話はおもしろかった。ライブ中でも、意味がわからないという思いがたびたび湧いてくるんだそうです。人前でやることの意味がわからない、と言います。だからずっとライブはやらなかったそうです。でもどうして寺尾さんとはライブすることになったのか尋ねると「寺尾さんは動物的なところがあって…」と言い、そのあとに続いた言葉は覚えてないんだけど、へえ、と思いました。確実にとまどうことがわかっていても、自分の身に起こるとまどいの状況をおもしろがれるんだなと思いました。堂々とした寺尾さんの横で、松井さんはどうなっているのか見てみたくなりました。

 ライブは流しそうめん付きです。菩提樹から素麺が流れます。通常つゆに加え、つくば食堂 花 特製のガスパチョとグリーンカレーのつけ汁も用意してくれています。

 定員に達していますが、わずかであれば席を用意できるそうです。お問い合せください。

猫とティータイム

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猫は毎日出勤しています


夏の喫茶メニュー

  ・自家焙煎珈琲 ¥250
  ・水出しアイスコーヒー ¥350
  ・カフェオレ ¥350
  ・アイスカフェオレ ¥400
  ・紅茶 ¥250
  ・ルイボスティー(ノンカフェイン)¥250
  ・みかんジュース ¥250
  ・ビール(ハートランド) ¥300


*自家焙煎珈琲の豆は¥550/100g
*ハンドドリップ相談・その場で講座 についてはお尋ねください。

松井一平

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どちらも絵。どっちを先に制作したのか聞いてみた。

移転準備中の三月に寺尾紗穂さんのライブ情報でライブペイントの松井一平さんをはじめて知って、ホームページを覗いたときに、この人の作品なんかいいと感じた。作品が置かれた場所にも惹かれたので、新しい店づくりに励んでいたおおつぼさんに「これ見て」とわたしは声をかけた。

そうしてしばらく忘れていたら、寺尾さんからおおつぼさんに連絡があってライブが決まり(会場は「つくば食堂 花」)、せっかくの機会だからと千年一日の場をつかって松井さんに展示をしてもらうことになった。毎回お店での展示が決まるのはおおつぼさんの出会いがもとだけれど、今回の松井さんの作品に関しては偶然わたしが先に触れていた、はじめてのケース。

搬入作業をしている松井さんと、展示されていく絵を眺めていた。

何気なく見たときの作品全体の佇まいは静かでさりげない。でも作品をひとつひとつ順番に見つめていくとき、ある線が、ある色が、ある存在性が、胸をつかれるくらい無防備なことに気づく。絵が無防備なのか、わたしが無防備になってしまうのか、区別はつかない。

そう感じたから、横にいた松井さんにそう言った。いま感じたままを、そのままを。絵を描くことに本気の人だと感じた。そこを見せてしまうの?と見る者をたじろがせる、本気の表現。わたしの忘れていた痛み。

松井一平 個展『そのた めの メモ』@千年一日珈琲焙煎所
2013/07/11(thu)-07/21(sun) 11:00-19:00 会期中無休 / 日曜日は18:00まで ※最終日のみ、16:00までとなります

祭りのあと

 「祭りのあと」という言葉には “終わってしまったさみしさ” がある。それは経験としても知っていた。たとえばいつかの花火大会の帰り道。でももうそれは過去だ。わたしの感じ方の過去形だ。

 祭りといえば、以前はお客さんでいればよかった。気楽だった。最近は祭りを運営する側にまぎれている。気楽ではいられなくなった。「祭りのまえ」も変わってしまった。

 黄昏バーでこの日限定で出した『夏野菜のビビン丼』。おおつぼさんの前日の思いつきで(「ここは事実と違う。“熟考の末”だよ」と本人談)作ることになったものだ。どんぶりどうしよ、どうしよ、とおおつぼさんが言うので、余裕ないんだから無理してやらなくてもいいんじゃない、と答えたのに、おおつぼさんは夜までやっているスーパーで材料の買い出しをしてしまった。作るんだなと思った、たぶんおおつぼさんが、と見て見ぬふりをした。だけど、というか、やはり無理なのだ。差し迫った状況に襲われた当日の朝、ビビン丼はわたしのフル稼働で作るよりどうしようもないのだった。

 おおつぼさんが思いついたはいいけどどうしようと聞いてくるとき、その見込みの見えなさが不安というのもあるけど、見えないけどやると決めてしまえる人だからわたしはかまえてしまう。そこに立ちあってしまうのかなと思うと、自分の行き先が不透明でコントロールできないものに覆われるような気がして。おおつぼさんの容赦ない思いつきがこわい。祭りがこわい。

 集中して手を動かし、準備のめどがたったと思って、ふっと息をつくころには、もうすでに祭りははじまっている。ざわつきはじめた状況に、なんだか ぽつんとした気持ちが湧いてくる。祭りがはじまるときの孤独。準備の、思いどおりにいかなかったところに目がいってぎゅうとなる。気づいてもどうしようもできない。あとの祭り、手遅れ。祭りより「あとの祭り」を、わたしはおそれているみたいだ。

 たくさんの人がやって来て、熱気が立って、祭りのまっただなかを汗は流れていった。星谷ビルにこんなに人が、と見たことのない光景を作り出していた。

 祭りのあと、体がそこを離れがたかった。早く帰って猫を見たい、と思いながら、その気持ちとはうらはらに、ここにある体温をもう少し感じていたかった。

たそがれにきませんか

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明日は七夕。千年一日珈琲焙煎所をやっているテナントは星谷ビル。
星谷ビルには仲間たちがそれぞれお店をやっています。
そこにいくつかのお店も加わって、7月7日、一日限りの黄昏バーがOPENします。
そもそもは manufact jam の真理子さんが開店してすぐのころ みんなでたそがれバーやりたい!と発案したのがきっかけ。
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千年一日のテナントには、フィンラガン(パブ)も店を構えます。ひょんなきっかけで今回、千年一日に占い師もやってきます。おおつぼさんは「信じない」と本人に言ったらしいですが、前世が見えるとか。わたしは大いに楽しみです。

千年一日は、珈琲とおおつぼさんによるドリップ講座と焼き芋アイスの予定です。
11時〜22時までやっています。お店によって営業時間は異なります。

映画を観に行きます。

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「世界が食べられなくなる日」

7/5(金) 18:30〜
場所:cafe MEMORIES つくば市大角豆
料金:2000円 1drink席数限定
ご予約・お問い合わせ:090-9395-3121(村田)

 「モンサントの不自然な食べ物」という映画を観に行ったときに、この映画のちらしが気になって自宅のトイレに貼っていました。渋谷のアップリンクでやっているなあと思っていたら、千年一日珈琲焙煎所につくばでの上映会のお知らせが届きました。主催者の方がやってこられて、自分の誕生日にこの映画を上映したい思って企画したそうです。きょうは17時半でお店を閉めて、わたしたちも観にいきます。ちょっと賢くなってきます。